2024PCカンファレンス2日目の8月18日(日)に分科会表彰式が行われ、大会実行委員長の永井 正洋(東京都立大学教授)から各賞の受賞者に対して表彰状が読み上げられました。受賞者の皆さんの「喜びの声」を、(1)論文賞 と (2)U-18研究奨励賞 に分けてお伝えします。

U-18 研究奨励賞は、高校生以下の発表に対する表彰です。投稿された論文7本を対象に、U-18 分科会座長を含む小中高部会世話人による論文審査、プレゼンテーション審査の2つの視点による厳正なる採点を経て、最優秀賞1本、優秀賞1本、審査員特別賞1本が選出されました。

2024PCカンファレンスU-18研究奨励賞 最優秀賞

「QRコードと顔認証を用いた遅刻管理システムの開発」

石井 奏翔(北海道函館中部高等学校)



<受賞コメント>
この度はU-18研究奨励賞 最優秀賞にご選出いただき、誠にありがとうございました。このような賞に選出していただいたことを大変光栄に思います。

私は、学校現場における遅刻の手続きにかかる時間を削減するため、顔認証を用いた遅刻管理システムを開発しました。高校2年生のときに抱いた、『学校をもっと便利にしたい』という思いで始めた研究が、自分が思ってた以上に発展し、この上ない達成感を得ることができました。

また、本カンファレンスにて、口頭発表や質疑応答を通して新たな学びを得ることができ、大変貴重で有意義な時間となりました。

本カンファレンスの運営や審査に携わっていただいた方々をはじめ、研究にあたりご指導やご協力をいただいた先生方に深く感謝申し上げます。

2024PCカンファレンスU-18研究奨励賞 優秀賞

「ChatGPTを用いた重要語句の思考連鎖による複数文書要約」

小西 健太(京都橘高等学校)



<受賞コメント>
この度は,優秀賞という素晴らしい賞にご選出いただき,深く感謝申し上げます。また,本研究にて記事の使用にご協力いただいた方々,本稿の指導をしてくださった先生に,厚く御礼申し上げます。

本研究では,大規模言語モデルの一つとしてChatGPTを使用し,複数文書要約に優れたプロンプトを研究しました。プロンプト(入力)によって生成AIの生成品質に大きく影響するということが,さらに社会に広まることを目指して研究をしてまいりました。今後も実用的な人工知能に関する研究に尽力してまいりたいと考えております。

最後になりますが,学会での発表という貴重な経験をさせていただき,本当にありがとうございました。

2024PCカンファレンスU-18研究奨励賞 審査員特別賞

「ルワンダの識字率向上に向けた活動とその展望」

稲本 遥(聖徳学園中学・高等学校)



<受賞コメント>
この度は、審査員特別賞という光栄な賞をいただき誠に有難うございます。
私は今まで様々な活動を通して、プレゼンテーションのスキルを鍛えてきました。その努力が、今回の受賞につながったことがとても嬉しいです。
学会でもお話した通り、私には将来発展途上国の開発に携わる仕事をしたいという夢があります。今はその夢を叶えるための第一歩となる大学受験を控えており、日々努力を積み重ねています。苦しいこともあると思いますが、今回の受賞を自信に繋げ、乗り越えていきたいです。
また、大学でも研究を続け、来年度以降もPCカンファレンスに参加し研究発表を行なっていきたいです。