2024PCカンファレンス2日目の8月18日(日)に分科会表彰式が行われ、大会実行委員長の永井 正洋(東京都立大学教授)から各賞の受賞者に対して表彰状が読み上げられました。受賞者の皆さんの「喜びの声」を、(1)論文賞 と (2)U-18研究奨励賞 に分けてお伝えします。

最初は論文賞に輝いた皆さんの声です。論文賞は、投稿された一般・学生論文73本を対象に、全分科会座長12名と大会実行委員2名の計14名による1次選考、大会実行委員9名による2次選考という厳正な審査を経て、最優秀論文賞1本、学生論文賞1本が選出されました。

2024PCカンファレンス最優秀論文賞

「表面実装部品を用いたライントレーサー教材 ―情報科指導法における教材研究への活用―」

鳥居 隆司 (椙山女学園大学) 亀井 美穂子 (椙山女学園大学) 宮下 十有 (椙山女学園大学) 加藤 良将 (名古屋芸術大学)


<受賞コメント>
この度は、2024PCカンファレンス最優秀論文賞にご選出いただき、大変光栄のことと存じます。誠にありがとうございました。身に余る光栄と感じております。

この研究は、教科「情報」の教職課程を担当する中で、文科系とされる学部・学科のカリキュラムや学びの環境であっても、情報の科学的な理解に貢献することができればとの思いからはじめたものです。本研究で開発した教材が、ブラックボックス化が進む情報社会の総合的な理解が必要とされる中で、情報科学・技術について、少しでも実感を持った支援につながればと考えております。

また、本研究に関わって協力していただいた方々、カンファレンスを運営してくださった皆様にも、心より感謝申し上げます。

2024PCカンファレンス学生論文賞

「PCゲームを活用したプロジェクトマネジメント演習による協働的問題解決の実践」

纐纈 潤大 (東京理科大学) 石垣 綾 (東京理科大学) 安井 清一 (東京理科大学)


<受賞コメント>
この度は,2024PCカンファレンス学生論文賞にご選出いただき,誠にありがとうございました。
本研究では,既存のゲームをMODによって修正し,学習目標と面白さを両立するGame-Based-Learningの講義例を提案し,その実践結果を報告致しました。
カンファレンスでの口頭発表・意見交換を含めて,様々な知見や改善すべき点を得ることができ,今後に向けた強いモチベーションにつながりました。
本研究の成果が,ICTを活用したより良い学習教材づくりへ少しでも貢献できれば幸いです。
本カンファレンスにおきまして,運営に携わってくださった皆様,論文査読をしてくださった先生方,ご指導・ご協力いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。