2023PCカンファレンス受賞者喜びの声 (2) U-18研究奨励賞
2023PCカンファレンス2日目の8月18日(金)に分科会表彰式が行われ、大会実行委員長の若林靖永CIEC会長理事から各賞の受賞者に対して表彰状が読み上げられました。受賞者の皆さんの「喜びの声」を、(1)論文賞 と (2)U-18研究奨励賞 に分けてお伝えします。
U-18 研究奨励賞は、一昨年度から始まった高校以下の発表セッションに対する表彰です。投稿された論文9本を対象に、U-18 分科会座長を含む小中高部会世話人8名による論文審査、プレゼンテーション審査の2つの視点による厳正なる採点を経て、最優秀賞1本、優秀賞2本が選出されました。
2023PCカンファレンスU-18研究奨励賞 最優秀賞
栗山 真幸、猪村 美結、堺 あゆみ、森田 陽菜実(長崎県立長崎南高等学校)
「1人1台端末の自主学習への活用―スケジューリングと個別最適化の学習効果について―」
この度はこのような素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございました。
私たちは1人1台端末を活用し、古語単語の知識定着度を向上させることができるということを実験や様々な統計処理から明らかにし、見流し学習のスケジューリングとアプリを活用した個別最適化学習を組み合わせる学習法を提案しました。今回、レベルの高い全国の高校生と同じ舞台で発表できたことは貴重な経験になりました。
このような機会を設けてくださった関係者の皆様、ご指導いただいた先生方には心より感謝を申し上げます。
2023PCカンファレンス U-18研究奨励賞 優秀賞
勝見 薫(九里学園高校)
「地方における技能実習生の生活行動の分析と検討」
この度はU18研究奨励賞 優秀賞にご選出いただき、誠にありがとうございました。このような賞に選出していただいたことを大変光栄に思います。ご指導いただいた先生、米沢市国際交流協会および研究に携わってくれた方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。
中学生の時にふと抱いた疑問が、このような研究にまで発展するとは思ってもおりませんでした。いざ研究をはじめると、疑問や明らかにしたいことは漠然とあるものの、まず何をしたら良いのかもわからず、とりあえずさまざまな先行研究を読み整理するところからはじめました。そしてクラスの仲間や先生方、外国人の方々とたくさん議論や意見交換をして多くのインスピレーションを受けました。地域の現状を明らかにするだけでなく、結果的にはさまざまなイベント開催を実現することができ、地域住民と技能実習生のコミュニティ形成の一助となったかと思います。何もかもがはじめてのことばかりで不安な事もありましたが、それ以上の達成感を味わうことができました。
このような活動をさせていただけること、そしてPCカンファレンスに出場し多くの方に私の研究をつたえられたことなど、一高校生として滅多にできない体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。
2023PCカンファレンス U-18研究奨励賞 優秀賞
齋藤 広也(横浜市横浜サイエンスフロンティア高校)
「ブロックチェーンで研究者を守る」
この度はこのような名誉ある賞を頂けたこと、光栄に思います。
私は、現在の学術コミュニティは閉鎖的であると評し、それが故に、不当に日の目を浴びることが出来ていない研究者や研究が存在してしまうだろうという仮説を立てました。そして、その状況を、「研究論文をNFT化する」ことで改善できると考え、技術的側面、経済的側面から考察しました。今後は実用化に向けて現実的なアプローチをしていきたいと思います。
夏季カンファレンスを運営して頂いた関係者の皆様、及びご指導ご鞭撻承りました先生方に深く感謝致します。
U-18 研究奨励賞 受賞者の皆さん、おめでとうございました。
PCカンファレンス分科会の表彰は来年度も実施予定です。
たくさんの応募をお待ちしております。