第17回#3「2018PCCイブニングセッション報告」(3/10)
2018PCカンファレンスの全体テーマ「ひらめき ときめき はばたき」は、「AI時代において人間とは何か、人の学びとは何か」を意識して名づけられました。PCカンファレンスが誇る伝統の一つ「イブニングセッション」は、まさに人間ならではの「交流」や「想像」の創発をねらった参加者自主企画です。Special第17回では、今回の全体テーマを象徴する「イブニングセッション」の報告を、順次公開していきます。ぜひご覧ください。
大学生協PC講座のスタッフの成長と育成を考える
主催者:情報生活サポート研究会,CIEC九州支部・大学生協九州事業連合
共催者:CIEC生協職員部会,全国大学生協学びと成長事業協議会
全国PCカンファレンスイブニングセッションにおいて大学生協PC講座を取り上げるのは4年目になる。今回も生協職員、学生を中心に72名の参加があり、大盛況のうちに終了した。
大学生協PC講座は、各地で新入生対象に1日開催から1年間開催など、様々な形式と規模で実施されている。共通項目として挙げられるのは「大学の勉学研究に役立つスキルを学ぶことができる」「当該大学の先輩が後輩に指導するスタイル」ということである。
前者においてはオフィス系3ソフトを中心に大学特有のスキルを取り上げていて市中の講座にはまねできない講座になっている。後者においては、実際に先輩が講師やGAを務めることで、より親近感がわき、楽しく学べる講座として人気を得る要素になっている。
今回はPC講座の中でも「講師・GAの育成」に主眼を置き、先進的な取り組みをしている秋田大、名城大、西南学院大の3つの大学生協より事例報告をしていただいた。3生協ともPC講座の運営形式には若干の違いはあるものの、学生を講師に育成する上での工夫や考え方を披露し、参加者からも活発な質疑応答があった。今後の課題として、より多様な講座運営やカリキュラム方式について情報交流を行い、各大学での実践に結び付けられるような機会にしたい。