開催概要

テーマ 社会へつなげる学び ~問い直そうキャリア教育~
開催日 2011年10月16日(日) 13:30 - 16:30
会場名 京都女子中学校・高等学校 (京都府東山区熊野北日吉町17)
報告書(PDFファイル) CIEC 第92回研究会の報告PDF ファイルサイズ 218039kB

開催趣旨

2011年1月の中央教育審議会キャリア教育・職業教育特別部会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」等には、キャリア教育は生涯学習社会の構築を目指し、幼児期の教育から高等教育まで体系的な推進の必要性があると述べられている。キャリア教育の根幹に職業生活を含めた一人一人の幸福な人生設計の重要性があることは、すでに多くの教育者にとって周知のことである。またキャリア教育とは、「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」としており、特定の時間や活動・教科・指導方法で実施するものではなく、さまざまな教育活動を通して実践されるものであるとしている。しかし、現実にはキャリア教育に関する教科書がないため、必要性は十分に意識しているものの、その目的や趣旨を誤解されたまま実践されていることも多い。

キャリア教育において考えると、初等中等教育では高校卒業後のキャリア形成を実現する準備段階と位置づけられており、また高等教育では社会的・職業的自立が目前に迫る時期であり、その内容も広く多岐に渡っている。今回の研究会では、学習論の若手研究者に教育と職場の接続性や、また教育で得られた能力や知識を活用する事例について紹介していただき、参加者がそれぞれの立場や教育活動の中で可能な、キャリア教育について、カリキュラムや生徒に対する工夫などについて、提案し、意見交換する。

この研究会を通して、小中高大さまざまな学校における、各教科・講義担当者のそれぞれの視点から、キャリア教育についてその実践を通して、問い直すことができることを期待する。

プログラム

13:30 -
[ 開会挨拶 ]
13:40 - 14:40
[ 講演1 ]

学習論の変遷と状況論・活動理論からみた看護教育:越境的な学びへ
講師 香川 秀太 氏 (大正大学人間学部教育人間学科 専任講師)

14:50 - 15:50
[ 講演2 ]

教育と活用の間の障壁に潜むもの:研修効果測定モデルの構築を事例に
講師 伊達 洋駆 氏 (有限責任事業組合ビジネスリサーチラボ 共同代表 神戸大学大学院経営学研究科 博士課程)

16:00 - 16:30
[ ディスカッション ]

各学校での体験活動を,どのように次のステージや職場と接続できるか)

16:30
[ 閉会 ]

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円 となっています (どなたでもご参加いただけます)。


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