本プロジェクト事業の趣旨

CIEC は、教育におけるコンピュータ利用のあり方を研究し、その成果を普及することを目的としています。その目的を達成するために、様々な事業活動を展開しておりますが、その他本会の目的を達成するために適当と認められる事業について、プロジェクト事業費を拠出しております。

選定方針 (基本原則)

本プロジェクト事業の選定にあたっては、次の点に留意します。

  • CIEC の会員における事業であること (不特定多数を対象とした事業の場合は、企画者が CIEC 会員であること。メンバーを特定した研究・研究会は全員が CIEC 会員であること)。
  • プロジェクトが、CIEC の研究活動、事業活動に資すると考えられるもの。
  • 継続して3年間採択されたプロジェクトは、申し込み資格がありません。
  • 申請する経費は、「プロジェクト事業費の対象経費等」(別添)に適合していること。

選定方法

理事会内に設置されたプロジェクト事業選定委員会によって、下記選定基準に従って審査のうえ選定される。

選定手順

締め切りまでに到着した申請について、2 の基本原則を確認の後、選定委員会にて第1次審査を行います。第1次審査により、申請者と申請内容・申請経費の調整を行い、その結果を以って第2次審査を行い、選定の可否と経費配分額を決定します。申請者には、その採否に関わらず、決定の理由を付して結果をお知らせします。

選定の留意点 (選定基準)

2 に示した基本的な選定方針のほか、以下の項目について評価をし、それに基づく総合的評価で選定を行います。

特色ある取組みであること

  1. 申請者が独自に考案・企画した事業であるか?
  2. 従来にない取組みであるか、または、従来の取組みに比べて大きな進展のある事業か? (すなわち、新規性がなくても、質の向上、汎用性の付与など有意義と認められる事業か?)

組織的な取組みであること

  1. CIEC 会員が多数参加する、または、参加・利益享受できる事業であるか?

実績のある取組みであること

特色ある事業であるとともに、単年度事業であるため、1年間での事業の展開が予測できる実績を有することも必要です。

  1. この取組を開始してどれくらい経過しているか?
  2. この事業を実施することにより、CIECの活動に資する相応の成果が期待できる根拠はあるか?

多数の CIEC 会員に支持される取組みであること

  1. この取組は、CIEC 会員の多数が共有できる基盤を持つものか、あるいは、CIEC における研究活動・事業活動に関わる先進的な試みとして会員の諸活動の参考となるものか?

公開性のある取組みであること

  1. その成果が CIEC の会員に広く公開され、会員の教育研究活動に資するものであるか?
  2. 得られた成果 (著作物等) は、「CIECware宣言」の趣旨に則り、会員あるいは一般に提供されるか?

効率的な取組みであること

限られた予算からの事業費支出であることから、効率的な経費利用が望まれます。

  1. 可能な限り効率的な経費利用が工夫されているか?
  2. 通常の研究教育活動における経常経費、通常経費ではなく、本プロジェクト固有の経費の申請であるか?

対象とするもの

  • 人件費 (データ入力作業などのアルバイト費用)
  • 制作外注費 (印刷物、Web コンテンツのデザイン等制作)
  • 研究 (会)に関連するアドバイザー、講師謝礼
  • 施設利用費 (会議室、機器レンタル等)
  • 通信費 (郵便代、電話代等)
  • 調査、研究作業等の旅費交通費 (国内または海外での移動・宿泊に関する費用)
  • 設備費 (PCおよび周辺機器、ソフトの購入)
  • 備品費 (文具、用紙、記録媒体購入)
  • その他 (申請の都度確認させていただきます)

対象とならないもの

  • 人件費 (研究者本人、共同研究者の作業費用)
  • 本人の自己研修に結びつく学会、研究会等参加費用
  • 学会での成果発表のための旅費、参加費等の出席費用
  • PC やソフト等で、申請目的のためだけに必要なものと認められない一般的なもの
  • 上記対象とするものでも、CIEC が拠出する費用として過度と思われる経費については、申請者との確認作業の中で、変更または削除を依頼することがあります。
  • 懇親会等に関わる経費

不明な点は CIEC 事務局 (jim@ciec.or.jp) までお問い合わせください。


会長理事

  • 若林 靖永 (佛教大学)

副会長理事

  • 中村 泰之 (名古屋大学)
  • 飯吉 透(京都大学)
  • 興治 文子 (東京理科大学)
  • 長岡 健 (法政大学)

個人会員理事

  • 河口 紅(一般社団法人さんぴぃす)
  • 小杉 直美(北翔大学)
  • 柴田 直美(日本女子大学附属高等学校)
  • 白土 由佳(文教大学)
  • 角南 北斗(フリーランス)
  • 竹内 光悦(実践女子大学)
  • 寺尾 敦(青山学院大学)
  • 平田 義隆(京都女子高等学校)
  • 布施 泉(北海道大学)
  • 布施 雅彦(福島工業高等専門学校)
  • 松下 慶太(関西大学)
  • 松葉 哲史(工学院大学学園生協)
  • 宿久洋(同志社大学)
  • 米満 潔(佐賀大学)

団体会員理事

  • 井内 善臣 (全国大学生活協同組合連合会)
  • 大久保 昇 (株式会社内田洋行)
  • 瀧澤 浩 (NRIネットコム株式会社)
  • 中森 一朗 (全国大学生活協同組合連合会)

監事

  • 一瀬 欽也(全国大学生活協同組合連合会)
  • 菅谷 克行(茨城大学)
  • 鳥居 隆司(椙山女学園大学)

最終更新日:2023.4


CIECとは「Community for Innovation of Education and learning through Computers and communication networks」の略称で、シークと読みます。教育と学びにおけるコンピュータおよびネットワークの利用のあり方等を研究し、その成果を普及することを目的とする一般社団法人です。1996年7月に設立され、2013年に一般社団法人化しました。

1999年9月14日付けで日本学術会議の学術研究団体として登録されました。 関連研究連絡委員会名は「教育学」です。

様々な分野および立場の人たちが参加


CIEC は、教育者、研究者、学生、そして教育研究を支える人々が共同して学びあう組織です。ひとりひとりの学びを大切にし、誰もがコンピュータを道具として自分の目的に応じて使いこなせる、そんな世界を目指しています。CIEC は大学の教職員・院生・学生、小中高の先生、生協職員、そして企業や地域の人々と団体に、広く参加を呼びかけます。


幅広い教育を考える

CIEC はコンピュータを利用した教育を広い視野でとらえ、社会にしっかりと目を開いた学術組織です。「教育」を教室の中での授業という意味ではなく、自己開発、生涯教育、障害者支援も含む、人を向上させ社会を豊かにする文化としてとらえます。また、学術的研究成果の、社会への普及までをも視野に入れて活動しています。

活発かつ生産的な活動

様々な分野および立場の人たちが、コンピュータ利用教育の改善を目指して集い、活発かつ生産的な活動を展開しています。


PC カンファレンスの開催


PC カンファレンスは CIEC 誕生の源です。CIEC 設立後は全国大学生協連とともに主催し、学会にとって重要な研究交流のための年次集会として発展してきました。PC カンファレンスは、CIEC が非常にユニークな学術団体であるのと同様、学会の通常の年次集会とは一味も二味も違った交流の場となっています。

年1回、全国大会を大学生協と共催する他、北海道・九州で地方大会を開催しています。

PC カンファレンスは、文系理系の区別なく、様々な分野のひとがともに学びあえる場となっています。また、それがきっかけとなり、外国語学習ソフトの開発での語学の先生と工学系の先生の共同作業も生まれています。


専門委員会・部会・支部

4つの専門委員会「研究委員会」「会誌編集委員会」「国際活動委員会」「広報・ウェブ委員会」と3つの研究部会(「小中高部会」「外国語教育研究部会」「生協職員部会」、2つの支部「北海道支部」・「九州支部」に分かれて研究会活動等、活発に活動しています。

会誌「コンピュータ&エデュケーション」および Newsletter (会報) の発行


会誌は、概要 (目次、論文の要旨等) のみ閲覧できます。会員の方には無料で配布しています。原則として年2回の発行となります。

Newsletterは、会員・非会員の区別なく、全ての方が閲覧可能です。特に、非会員の方には、CIECの活動をご理解いただく良い機会だと考えています。原則として年4回の発行となります。

プロジェクト事業活動

CIECは、教育におけるコンピュータ利用のあり方を研究し、その成果を普及することを目的としています。 その目的を達成するために、様々な事業活動を展開しておりますが、その他本会の目的を達成するために適当と認められる事業について、プロジェクト事業費を拠出しています。

企業との連携


企業や大学生協から、個人会員、団体会員として多くの参加があります。企業から講師を招いての研究会、大学生協と協力しあっての講習会などが開かれています。また、CIEC の会員チームで開発した教育用ソフトを大学生協から広める事業も進められています。

新教科目のための副読本を出版

様々な分野での研究会が東京およびその他の地方で数多く開かれています。小中高の先生方を中心とした研究会では、大学の教職員も参加して活発な議論がなされ、新しい教科目のための副読本も出版することができました。


以下の会誌 (コンピュータ&エデュケーション) の目次や抄録などが閲覧可能です。

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