第1条本規定は、CIEC(以下,本会と略記する)会長が所有する著作権について定め ることを目的とする。
第2条対象とする著作物には次のものがある。
会誌『コンピュータ&エデュケーション』に掲載された著作物 (ただし,個別 に特段の定めのある場合を除く)
ニューズレターに掲載された原稿
その他本会が定めたもの
第3条本会会長は第2条で定めた著作物に対して、著作権法に定める次の権利を持つ。
複製権
翻訳・翻案権
公衆送信・伝達権
第4条本会会長が交代した場合は,第2条に規定する著作物に対する第3条に規定 し た権利は,無条件に新会長に譲渡されるものとする。
第5条本会は第2条の著作者に対して、第3条に定める著作権を本会会長 に譲渡 するよう契約を結ぶ。
第6条本会会長が第3条に規定する権利を有する著作物に関して,第3条に規定する権利を行使する者は,あらかじめ本会会長の許諾を得なければならない。
2.第1項の許諾に関するガイドラインは,本会理事会において別に定める。
附則 
1この規定は2001年8月5日理事会において決定施行。

小林昭三 (新潟大学・教育人間科学部・理科教育研究室)

  • 理科教育におけるJava実演集
  • UNIXサーバ構築記録集

中村泰之 (名古屋大学・情報科学研究科)

徐 丙鉄 (近畿大学・工学部・基礎教育)


コンピュータ&エデュケーション

『コンピュータ & エデュケーション』は CIEC 唯一の公式学会誌です。

企画・編集は会誌編集委員会が担当しています。本誌は、会員が日ごろの教育実践や教育に関する研究を「研究論文・実践論文」や「研究ノート・実践報告」にまとめて投稿して発表する場として編集・発行 (年2号) されています。会員には毎号配付されます。

各号の目次と抄録は、会誌一覧のページからご覧いただけます。最新の会誌を除き、既刊の会誌『コンピュータ&エデュケーション』についてはJ-STAGEにおいて電子公開されています。

会員でバックナンバーをご覧になりたい方、非会員で会誌をご覧になりたい方などの需要に応えるために、販売も行っております。お問い合わせフォームよりご連絡ください。

本誌は、

  1. 巻頭インタビュー
  2. 特集
  3. 研究論文・実践論文・研究ノート・実践報告

などをおもな内容にしています。

「巻頭インタビュー」は、読み物と問題提起をかねる内容をもっています。また、創刊準備号以来、各号において「特集」を組んできました。 「巻頭インタビュー」、「特集」を除く常設欄は、「研究論文」「実践論文」「研究ノート」「実践報告」です。投稿論文の分野・領域はバラエティに富んでおり、実践論文・実践報告も多く掲載されています。ほかにも「本の紹介」コーナーや「私の意見」のコーナー、タイムリーな報告もその都度掲載されています。

ご参考

2019PCカンファレンス セミナー1当日資料 (PDF)
CIEC会誌『コンピュータ&エデュケーション』に採択されるために -新しい投稿カテゴリーが期待するもの-

CIEC Newsletter

会員相互の情報交流のために年4回のニューズレターを発行しています。研究会の報告、活動日誌、理事会、運営委員会、各専門委員会の議事録が掲載されています。メーリングリストでの討議、内容の要旨が掲載され、CIEC の活動全体を大まかにつかめるようになっています。会員の身近な活動報告や事例などテーマを限定せず様々な角度から情報発信をしています。


会長 妹尾堅一郎
2010年8月

設立の趣旨

1996年に本会を設立した際、次のように決められました。

「本会の名称は、CIEC (シーク) とする。CIECは " Council for Improvement of Education through Computers " の略称であり、日本語訳は「コンピュータ利用教育協議会」とする。」

これは、コンピュータは単なる計算機として使用されるだけではなく、新しい教育や学びの環境を形成するものであるという点について、多くの分野の教員等が持った共通の問題意識と実践経験に基づく意見を反映したものだったと言えましょう。

環境の変化

それから15年、コンピュータはスタンドアローン (単体機器) として研究はもとより産業・生活・社会等に当時の想像を遙かに超える役割を果たしているばかりか、さらにネットワークに接続され、メディアとして私たちの日常生活を支える「インフラ」になりました。

例えば、1990年代に多くの人は、パソコンを「個人使用が可能な計算機」として企業の情報化に入り込みました。2000年代にパソコンは「コミュニケーションメディア」として個人生活に浸透しました。そして2010年代、パソコンは、「ネットワークサービスのインターフェイス」として社会メディアインフラを進展させつつあります。

その一方で、教育における関心も、コンピュータをいかに「教えうるか」という観点から、コンピュータネットワークをメディアとしていかに「学ばせうるか」に移行し、そして現在いかにネットワークを介して「学び合い・教え合う」コミュニティを形成しうるか、というプロセスへ重心が移行されつつあると言えましょう。

このような流れの中で、CIECの活動も変容と多様化を続けています。設立当初の名称の持つ意味も、これまた多用な解釈の中で展開をしていると言えます。

また、本会は学術会議に認められた「教育系」の「学会」です (教育工学ではありません)。しかし、「協議会」という名称では「学会」として理解されにくい、という意見が多くの会員から出されていました。

名称の変更

このような状況の下、会員からの意見聴取をふまえて2010年度会員総会で、CIEC (シーク) という名称は従来通り維持するものの、日本語名称と英語名称を変更することを決定いたしました。

日本語訳を「コンピュータ利用教育学会」として「学会」であることを明示しました。

また、英語名称も4点について追加・変更いたしました。

  • 第一に、Improvement (改善:既存モデルの錬磨) から Innovation (創新:新規の画期的モデルの創出) へと変更。
  • 第二に、Computers だけでなく広くメディア全般を活用するという意味も含め communication networks を追加。
  • 第三に、Education という知識伝授がイメージされてしまいやすいニュアンスだけでなく主体的な learning を追加。
  • 第四に、組織の合同であるとイメージされがちな Council から、趣旨を同じくする人々の Community と変更。

これらの追加変更により、" Community for Innovation of Education and learning through Computers and communication networks " に変更しました。

今後の活動

本会の基本的な立場や方向性に変更が加わるということではありません。
会の名称変更をきっかけとして、本会のさらなる活動の発展を会員一同で進めていきたいということが趣旨です。 会員の皆様におかれましては、本趣旨をご理解いただき、CIECの次の発展に向けて各自活動を拡充・加速していただければ幸いです。