1.イスを高めにセットする!

手首が肘より高いと疲れるので、机に対してイスを高めにセットします。両手首を浮かして内の方に少し寄せると、指が真っ直ぐ前後に、そして軽く動きます。一番いけないのは、両手を八の字に開いて、手首を机にベッタリつけている状態です。手首を休めるためのパームレスト(リストレスト)を使うと楽かもしれません。

2.爪を切る!

ホームポジションのキーに、ほぼ垂直に指先を当てるので、爪がのびていると指先が滑り、 打ちづらくなります。少なくとも基本をマスターするまでは、爪を切りましょう。

3.ホームポジションに指を置く!

なんと言ってもこれが一番大切です。人差指を置くFとJのキー(あるいは中指のDとK)には、 指先で触るだけでわかるように出っ張りがついています。下の図の赤枠のキーがホームポジションです。他のキーを打った後、指は必ずこのホームポジションに戻ります。各指の分担もしっかり頭に入れ、「[入門用]ホームポジション体操」で、最初は焦らずゆっくり練習してみて下さい。

イラスト:キーボード

 なお、「J」を体の中央(おヘソの線)に合わせ、つまりキーボードをほんの少し左気味に置き、上の1で述べたように両手首を寄せると、左手が使いやすくなります。

4.キーを打つときは声を出す!

例えば、「KK JK HK LK ;K」の練習であれば、「ケイケイ、ジェイケイ、、、」と小さく唱えながら打って下さい。キーをちゃんと意識して打つということです。 単語や文章の練習では、声を出さなくてけっこうです。

5.キーを打つときはキーボードを見ない!

キーの位置がまだあやふやな人は、CIEC TypingClubのキーボード図表示機能を利用して下さい。特殊な記号キー(キーボードによってキー配列が異なります)は別ですが、普通の文字キーは、たとえ不安でもキーを見ないで打って下さい。練習中、ハンカチで両手を被うのはとても良い方法です。


CIECタイピング教育推進PJチームでは、タッチタイピングを 広める活動の1つとして、1999年度は、2つのタイピング・コンテストを 企画しました。 賞品としてCIECTypingClubの刺繍ロゴ入りの素敵なポロシャツを (株)ハーバーハウスよりご提供いただきました。

■PCC99タイピング・コンテスト PCC99におけるコンテストは、PCC参加者を対象とし、 参加方法は、会場で掲示してお知らせします。 ランキング上位者の表彰は、PCCの懇親会の場で行います。 大学生協との合同企画です。

■年間タイピング・コンテスト(1999年度) こちらも、大学生協との合同企画です。 ランキング上位者の表彰は、1999年12月中旬に開催される 大学生協の全国総会の会場で行います。

●参加対象 参加者に制限は、ありませんが、今回は、初めてであることもあり、 表彰の対象は、1~2年生に限らせていただきます。 先輩や先生方は、「応援」としてご参加下さい。

●参加方法 「CIECTypingClub」のWindows版あるいはMacintosh版を使って ご参加下さい。

  • 「接続先」は、 http://typingclub1.ciec.or.jp/typing/1999/ です。 CIECTypingClubで接続すると、コンテストに参加できます。 (同じURLにブラウザ(Netscapeなど)で接続すると、 ランキング一覧が見れるようになっています。)
  • 「練習者名」は、ニックネームなどご自由に。
  • 「所属」は、大学名と学部名がわかるようにお願いします。 先輩や先生方がご参加下さる場合は、所属の中に「応援」の文字を 入れていただけると助かります(例:鹿大工応援)。
  • 参加登録 このコンテストを学生にご紹介くださる方(先生、生協職員など)は、 typing1999@sub.univcoop.or.jp 宛に、 Subject:タイピング・コンテスト参加 として、参加の旨をメールでお知らせ下さると幸です。 できれば、学生のタイピング学習経歴、使用ソフトなど付記して下さると、 われわれとしては、たいへん参考になります。 なお、表彰時以外に、この氏名・所属等を公開することはありません。
    個人で参加される方は、「練習者名」、氏名、所属、練習歴をメールでお送り下さい。

■練習の広場 http://typingclub1.ciec.or.jp/typing/exercise/ を練習用の広場として用意しました。 CIECTypingClubで接続してお使い下さい。ご利用にあたっては、次の2点をご了解下さい。

  • ランキング一覧は、コンテストと同様に、Webで公開します。
  • 練習者があまりに多くなったときは、ランキング一覧を消去、 あるいは整理することがあります。
  • 「練習者名」は、ニックネームなど、まったく自由です。所属も無記入などご自由になさって下さい。

製品情報

製品名 CIEC TypingClub for Windows
発売元 (株) 大学生協事業センター
対応OS http://www.varsitywave.jp/typing/typingclub/index.html 参照

特長

ネットワークをフルに活用
CIEC TypingClubはネットワーク対応型であり、授業での利用がしやすくなっています。 もちろんネットワークに接続せず、単独でも利用できます。
増田式キーボード学習法を採用
10年以上の実績のある増田式キーボード学習法を採用しており、短時間でタッチ タイピングを習得できます。 また、学習者にミスタイプなどの悪いクセがつかないように工夫されています。
ローマ字を知らなくても大丈夫
「CIEC TypingClub式ローマ字表記法」によってローマ字を知らなくても容易にローマ字入力ができます。
ユーザー間で楽しく競争ができる
Club の名前の通り学び合いのソフトであり、学習者が楽しく競争できます。

教育機関向け教室利用プログラム

情報処理教室など、教室単位で購入できるプログラムです。 文部科学省認可の教育機関のみ利用できます。利用許諾期間は5年間です。 サーバプログラム (PerlのCGI) は無料でダウンロードでき、各大学の独自のTypingClubサーバを簡単に立ち上げることができます。 CIECのサーバもご利用いただけますので、全国規模の学び合いの広場にも参加できます。

端末台数 アカデミック価格(税別)
10~ 50台 25,000円
51~100台 48,000円
101~200台 90,000円
201~300台 126,000円
301~500台 200,000円

納品形態

ダウンロード形式。(株)大学生協事業センターからお客様(申請いただいた方)に、メールでダウンロードに必要な情報を送信いたします。

購入方法

大学生協あるいは (株) 大学生協事業センターに申込み下さい。

(株) 大学生協事業センター

〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 大学生協会館3F Tel 03-5307-1136 / Fax 03-5307-1185

http://www.varsitywave.jp/typing/typingclub/index.html


「メディア社会における学び」を学術的に探求・実践し,新法人体制を活用して,より社会貢献の進展を進めよう ~ CIEC 法人化にあたって,会員の皆様へ ~

一般社団法人 CIEC 会長理事 妹尾堅一郎
2013年9月

今年2013年8月に「PC カンファレンス 2013」@東京大学の中で行われたCIEC総会において,長年の懸案であったCIEC法人化案が圧倒的多数の会員のご賛同を得て,成立いたしました。 法的手続きの関係で,任意団体CIECと一般社団法人CIECの二つの団体の「リレー」を円滑にするため,その資産や業務の移行に関する実務的「バトンゾーン」期間が少々あるものの,事務局の的確な対応により,移行は順調に推移しています。これからは,一般社団法人CIECとしての活動が本格化してまいります。

学術団体の法人化が求められる中,多くの学会が特定非営利法人,一般社団法人,公益社団法人等への法人化を進めております。法人化によって,活動のさらなる透明化,社会・公益への貢献の進展が求められているからです。いわば,法人化は社会における学会の位置づけを明確にし,その活動基盤の整備・拡充を狙ったものであると言えましょう。このことは他方,法人格をもった学会では,例えば各種の競争的資金の獲得を始め,その活動の拡充可能性を拡げられるとみることができるでしょう。

今回,CIECも,これらの趣旨に賛同し,法人化を遂行することにしたわけです。CIECという学会は,1993年に始まったPCカンファレンスを助走期間として,1996年に任意団体CIECとして立ち上げられました。それ以来の組織的大変革です。

ただし,本会の基本的な立場や方向性に変更が加わるということではありません。また,法人化それ自体はゴールではありません。スタート起点です。法人化をきっかけとして,本会のさらなる活動の発展を会員一同で進めていきたいということが趣旨です。会員の皆様におかれましては,本趣旨をご理解いただき,CIECの次の発展に向けて各自活動を拡充・加速していただければ幸いです。

技術の加速度的進展によるイノベーション(新しい社会的価値の創出)の波がグローバルに生活・社会・産業を加速的に変えていく中で,我々の研究・教育実践活動がさらに大きく貢献できる可能性が拡がっています。 我々は,新時代の「メディア社会における学び」の可能性を探索学習し,その成果を世に問うていくべき時に直面しています。その意味で,挑戦する活動を,法人化されたCIECを舞台に一つずつ皆さんと共に展開していきたいと思います。 つまり,新しい法人体制を活用して,「メディア社会における学び」を探求・実践し,より社会貢献の進展を進めましょう。これが会長理事として,私から会員の皆さんへのメッセージです。どうぞ,よろしくお願いします。

さて,末尾になり恐縮ですが,今回の法人化について,あらためて会員の皆様のご理解・ご協力に感謝申しあげます。また,同時に,事務局長として本件を仕切ってくださった若林副会長理事をはじめとする副会長理事,理事等の執行部の皆さん,面倒な実務対応を粛々と進めてくださった事務局の皆さん・関係者の皆さんに,心から御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。