• CIEC 第48回研究会

    報告 韓国のコンピュータ利用教育ならびに情報教育について 小林 昭三 (新潟大学) / 原田 昭子 (兵庫大学) / 橘 孝博 (早稲田大学高等学院) 米国インテルツアーレポート...

  • CIEC 第47回研究会

    報告 アメリカにおけるe-learningの現状 吉田 文 (メディア教育開発センター教授) e-learningの実践例 鈴木 恒雄 (金沢大学総合メディア基盤センター教授) e-learningの...


  • 2004年度プロジェクト事業 - インテル(株)協賛

    インテル(株)協賛の2004年度プロジェクト事業には以下の5件が選ばれました。 統計科学教育におけるデータ収集・解析・公開サイトの作成 代表者:宿久 洋(鹿児島大学)支給...

  • CIEC 第46回研究会

    開催趣旨 ここ十数年来、大学生協では新入生向けのパソコン提案を重点的に行ってきました。提案内容も、「価格が安い」、「必要なものがそろう」といった販売中心のもの...


  • プレカンファレンス (CIEC 第45回研究会)

    プログラム(敬称略) 13:30 - 15:00講演:「勉強と学び」 佐伯 胖 (CIEC会長, 青山学院大学教授) 15:10 - 15:55実践事例 下山 裕子 (小野市立大部小学校教諭) 橋場 弘和 (...

  • CIEC 第44回研究会

    開催趣旨 中学校では、技術家庭に必修化された「情報とコンピュータ」領域が、高等学校では、新教科「情報」がスタートして1年が過ぎました。自ら学び自ら考える力など...


  • 2003年度プロジェクト事業

    2003年度のプロジェクト事業には以下の8件が選ばれました。 学生と共に作るマルチメディア英語学習教材 代表者:竹内 勝徳 (鹿児島大学) 支給額:20万円 統計科学教育・学...

  • CIEC 第43回研究会

    開催趣旨 米国政府系機関 International Broadcasting Bureau (IBB) を通じて提供される Voice of America (VOA) のビデオ素材は教育目的の利用に限り、著作権に抵触す...


  • CIEC 特別講演会

    概要 タイトル 「大学改革と研究助成 ~大学の独自性と文部科学行政を考える~」 主催 CIEC (コンピュータ利用教育協議会) 日時 2004年3月13日 (土) 17:00 - 20:30 会場...

  • CIEC 第40回研究会

    講師紹介 氏は東京都台東区出身。東京外国語大学ではベトナム語を専攻しつつ故若林俊輔先生のゼミで英語教育を学ぶ。上越教育大学大学院を修了 (英語教育)。出版社勤務...


2017年10月22日(日) にCIEC第113回研究会(会場:京都女子大学新図書館 [京都市東山区])を開催いたします。テーマは「学びのコミュニティの場:ラーニング・コモンズ ~アクティブ・ラーニングを支援する学びの空間づくり~」です。詳細は、告知ページをご覧ください。

会員・非会員を問わず、多数のみなさまのご参加をお待ちしております。


開催趣旨

次期学習指導要領で求められている主体的・対話的で深い学び、いわゆる、アクティブ・ラーニングを実現するためには、授業手法、教室における生徒や教師の役割だけではなく、学校全体が学びの場として質的に変化していく必要がある。今後、小中高の図書館も児童・生徒たちの学びを支援する場として変化するように求められていくだろう。ただ、大学図書館のラーニング・コモンズに見られる変化と課題は、コンテンツ、学びの空間、人的支援の観点から、そのまま小中高等学校に当てはめることはできない。

しかしながら、教室を越えて、児童・生徒による自主的な学びのコミュニティにおける学びや、キャリア教育のために社会との結びつきを実現する場となることを支援する図書館の役割や機能の可能性を探ることは、主体的・対話的で深い学びを実現し生涯学び続けることを可能にするために意義があると考えている。

そこで、教室を越えて、児童・生徒による自主的な学びのコミュニティにおける学びや、キャリア教育のために社会との結びつきを実現する場となることを支援する図書館の役割や機能の可能性を探りたい。また、そのような環境のなかで主体的・対話的で深い学びを実現し生涯学び続けるために必要な授業の役割について議論したい。

対象・人数

参加人数:約30名


CIECシーク(以下、「当会」という。)は、教育と学びにおけるコンピュータやネットワークの利用方法を研究し、その成果を広く伝え普及することを目的とした学会です。この目的を達成する過程で、取得し利用する個人情報の適正な取扱いの確保について適切に管理することは、当会の重要な責務であると考え、以下の方針に従い、個人情報の適切な保護に努めてまいります。

1.関係法令・ガイドライン等の遵守

当会は、個人情報に関する法令、国が定める指針及びその他ガイドラインを遵守します。

2.個人情報の利用目的

当会は、業務上必要な範囲内で個人情報の利用目的を以下に定め、適切に取得、利用を行います。

  1. 会費や会員名簿の管理
  2. 定款に定められた業務の案内、受注、請求、代金決済、事故対応、アフターサービス及びこれに付随する業務
  3. アンケート・キャンペーン・イベント等のご案内の送付
  4. CIECの基本会議や総会・役員選出に関わる事項のため
  5. 以下のとおり個人データを共同利用するため
    1. 共同して利用する者の範囲 :  全国大学生活協同組合連合会
    2. 利用目的 :  各種案内・サービスのため
    3. 共同して利用する項目 :  「氏名」「住所」「メールアドレス」等、各種案内に際して必要となる項目
    4. 共同利用する個人データの管理についての責任を有する者の名称 :  全国大学生活協同組合連合会

3. ​個人情報の第三者への提供

当会は、次に掲げる場合を除き、取得した個人情報を第三者に提供することはありません。

  1. ご本人の同意に基づき提供するとき
  2. 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合であって、ご本人の同意を得ることが困難な場合
  3. 法令に基づく場合
  4. 他の会社等と共同利用する場合(この場合、各申込書等にその旨を明記します)

4. 安全管理措置に関する事項

当会は、個人データの漏えい、滅失または毀損の防止等、その管理のために必要かつ適切な安全管理措置を講じます。また、個人データを取り扱う従業者や委託先に対して、必要かつ適切な監督を行います。

5. 保有個人データの開示等の手続き

当会は、ご本人またはその代理人から、当該保有個人情報データについて、開示、訂正、利用停止等のご請求をいただいたときは、次の各号の場合を除き、遅滞なく回答します。

  1. 本人または第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがある場合
  2. 当生協の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそれがある場合
  3. 法令に違反することとなる場合
    • 当会の保有個人データの開示等に関するお問い合わせは下記まで郵便またはWEB入力フォームにてお問い合わせください。お問い合わせの際には、請求者がご本人又は正当な代理人であることを確認させていただくため、または、当会が当該お問い合わせに適切に対応するため、追加の情報のご提供をお願いする場合があります。あらかじめご了承ください。
    • なお、利用目的の通知及び個人情報の開示につきましては、手数料(1000円)をいただきます。

6. ご質問等のお問い合わせ窓口

CIEC事務局
〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 大学生協会館内
https://www.ciec.or.jp/contact/

制定2017年8月4日


今回のSpecialでは、PCカンファレンス初の試みである「ラーニングスタジオ」の報告を掲載します。ラーニングスタジオは同時刻に、8つのテーマでパラレルに展開されました。ご自身が参加したスタジオはもちろん、他のラーニングスタジオについても“創造する学び”の一端をお楽しみください。

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予言する消費者 -未来からのデータ分析-

小野田哲弥 (産業能率大学情報マネジメント学部准教授, CIEC理事)


小野田哲弥 (産業能率大学情報マネジメント学部准教授, CIEC理事)

「ビッグデータ」や「AI」に象徴されるように、膨大なデータの入手が容易となり、高度な解析さえも無料アプリで手軽に実行できる時代となりました。しかし、そのようなICTの発展や一般化とは裏腹に、データ分析教育の多くは、依然として小サンプルに基づく仮説検証に留まっているとの問題意識を強く持っています。本スタジオは、本来学習者に必要なマインドである、データを前にした高揚感意外性への純粋な驚き、そして仮説をもとに新たな価値を創造する発想力を取り戻すことを主眼に、開催校SFCの設立当初のコンセプトである「未来からの留学生」をモチーフに開講したワークショップです。

ワークショップの前半では、以前「ワクワク感に掛けてみよう!」と題して『SFCスピリッツ』(SFCの卒業生コラム)に寄稿した内容の趣旨を、実データを絡め、クイズも交えながら説明しました。また昨年のリオ五輪時のアンケート解析によって明らかとなった「予言する消費者」の存在についても語りました。そして、2016年に大ヒットを記録した映画『君の名は。』の起点である、新海誠監督の2011年被災地訪問をドキュメンタリー映像として残していたTBS『ニュース23』の先見性などにも触れ、ワークショップ後半のグループワークへの意欲を高めました。

グループは、参加者の希望をもとに「Eテレ」「大相撲」「おでん」「温泉」「三国志」「みやげ」に分かれました。これらは事前に全国1万人に対して嗜好調査を実施した6ジャンルです。主要変数の集計結果をまとめたカードと、機械学習によるクラスタリング結果であるSOM(自己組織化マップ)を用いて考察とディスカッションを行い、プレゼン形式でその報告をしていただきました。終了時の参加者アンケートでは「予想以上に有意義で楽しかった」という評価の一方、「実践的な後半が特に良かった」という感想も複数ありました。講義形式の前半は必要最低限に抑え、後半にもっと時間を割くべきだったと振り返っています。

ワークショップの最後に各グループから1つだけ注目アイテムを挙げていただきました。数あるアイテムの中からNo.1アイテムを取り上げるチーム(おでん「大根」)もあれば、あえて異色アイテムを取り上げるチーム(甘くない土産「じゃがポックル」、ムスリム力士「大砂嵐」)、当日ならではの状況を踏まえてアイテムを選定したチーム(開催地から最寄りの「箱根湯本」)など、注目理由がそれぞれ個性的かつ説得的でした。また「若者におけるおでん=コンビニ商品」、「人柄の年配層vs.能力の若年層」(三国志)といった仮説の導出、さらには具体的なPR方法(Eテレ「グレーテルのかまど」)まで構想したチームも見られました。

以上を通して私自身、多様性の妙をいかに吸収して学習者にフィードバックすべきか、教育者としての将来的な課題をいただく貴重な機会となりました。


2017PCCラーニングスタジオ「予言する消費者 -未来からのデータ分析-」(小野田哲弥 産業能率大学情報マネジメント学部准教授, CIEC理事)

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