第17回#2「2018PCCイブニングセッション報告」(2/10)
2018PCカンファレンスの全体テーマ「ひらめき ときめき はばたき」は、「AI時代において人間とは何か、人の学びとは何か」を意識して名づけられました。PCカンファレンスが誇る伝統の一つ「イブニングセッション」は、まさに人間ならではの「交流」や「想像」の創発をねらった参加者自主企画です。Special第17回では、今回の全体テーマを象徴する「イブニングセッション」の報告を、順次公開していきます。ぜひご覧ください。
開催趣旨 昨年6月に登場して以来、従来の携帯端末とは全く異なる操作性と斬新なデザインで話題となった iPhone / iPod touch* はその後大幅な改良がなされ、インターネ...
開催趣旨 子どもたちにどのような『情報』能力をつけさせればよいのかが、最近のいろいろな事件をきっかけに重要な問題となっています。これらの問題を考える上で、教育...
開催趣旨 今や iPod はデジタル音楽デバイスの範囲を超え、教育やスポーツ、美術館など幅広い生活環境で応用され始めています。iPod に音声や動画像を入れて携帯する Po...
開催趣旨 昨今の学校教育においては、多くの問題が複雑・多様化し、それと並行して人びとの孤立化も進んでいるように思われます。教育現場では、時には、生徒・学生も教...
開催趣旨 小中高部会の主催する研究会は、本年度、2008PCカンファレンスのテーマ「創発する学び」と関連させて実施していくことになりました。このたびは、3月実施した...
開催趣旨 今回の研究会は、昨年度に引き続き、会員各自が開発した e-learning システム、教材の内容などをポスターセッションのスタイルで発表していただくものです。前...
開催趣旨 CIEC北海道地区大会「PCカンファレンス北海道」も、皆様に支えられながら毎年秋の開催を継続することができました。その間にも、CIEC (コンピュータ利用教育協...
"日韓合同シンポジウム2008"の開催と韓国の情報教育の現状視察 日韓合同シンポジウム 日時 2008年3月24日(月) 13:30 - 会場 高麗大学 テーマ ICT 教育のめざ...
開催趣旨 今年の PC カンファレンスのテーマは「創発する学び」です。そしてこのテーマを踏まえて PC カンファレンスではいくつかのシンポジウムを実施することになりま...
2008年度のPCカンファレンスは、2008年8月6日 (水) 〜 8日 (金) の日程で、慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスにて開催されます。 テーマは「創発する学び」です。 詳しく...
2018PCカンファレンスの全体テーマ「ひらめき ときめき はばたき」は、「AI時代において人間とは何か、人の学びとは何か」を意識して名づけられました。PCカンファレンスが誇る伝統の一つ「イブニングセッション」は、まさに人間ならではの「交流」や「想像」の創発をねらった参加者自主企画です。Special第17回では、今回の全体テーマを象徴する「イブニングセッション」の報告を、順次公開していきます。ぜひご覧ください。
Special第19回は、「2018PCカンファレンス表彰 ―受賞者喜びの声―」をお送りします。ぜひご覧ください。
https://www.ciec.or.jp/special/entry-1161.html
2018年8月25日(土)、CIEC学会論文賞の表彰に続き「2018PCカンファレンス論文賞」の表彰式が行われました。本年度は審査基準を初めて公開し、CIEC理事会および大会実行委員から選出された8名の論文賞選考委員が、分科会(口頭発表・ポスター発表)論文計120本を査読し、最優秀論文賞1本、優秀論文賞3本、学生論文賞1本を選出しました。Special第19回では、2018PCカンファレンス論文賞の各賞に輝いた皆さんの「喜びの声」をお伝えします。
このたび、2018PCカンファレンス最優秀論文賞という大変光栄な賞をいただき、ありがとうございます。大変嬉しく思っております。これも共に研究しご指導いただいている先生方のおかげだと心から感謝しております。
本研究では、学生の理解状況を解答だけでなく、解答の入力過程という学生のふるまいからでも読みとれないかという目的のもと、研究を進めてまいりました。昨年までは、学生の入力が10秒以上停滞した箇所を学生の自信がない箇所として、その周辺の語を抽出していましたが、今回は入力が平均入力よりも2秒以上遅れている箇所に着目する新たな手法に目を向けました。
この受賞を励みにし、本研究をより大きく発展させ、教育分野にとどまらず様々な課題に取り組んでいきたいと思います。
この度はこのような素晴らしい賞を頂き大変光栄です。ありがとうございます。
わたしの所属する愛知県立瀬戸窯業高校は全国で唯一[窯]の名前が残るセラミックを専門的に学ぶことができる学校です。まさに手の技を学ぶことができるフィジカルな現場です。それに対して前職のソフトピアジャパンはIT企業の集まるデジタルな現場でした。
今回の論文はその2つの現場のフィジカル、デジタルと相反的に見える要素を創発手法という両者のクリエイティブが交わりで融合させ、体系化し実践しました。IoT等デジタルとアナログとのデジタルツインが注目されるなか、その試みは面白く受け取って頂けたのだと思い大変有難く、嬉しいです。
この度は大変ありがとうございました。
このたびは、2018PCカンファレンスの優秀論文賞にご選出いただき誠にありがとうございます。大変嬉しく思います。本研究は、2010年度にネパール山村地域の学校に無線ネットワークを整備し、インターネットを利用した学習環境を整える活動から始めた研究です。スマートフォンの普及にともない、ネパールの過疎地域にも高速無線ネットワークが整備され始めたことで、本研究はその上で子ども達が実際に利用する学習支援アプリケーション開発に移行しました。ネパールは環境格差が大きく、街なかの学校と山村部の学校では教育インフラやコンピュータ環境に大きな差があります。今回はその実態調査を兼ねて、我々が開発した学習支援アプリを使ってもらった結果を報告させていただきました。将来的には、ネパールと日本の子ども達を結ぶ遠隔交流を実現したいと考えております。今回の受賞を励みとして、これからも教育に貢献できるよう努力していきたいと思います。
この度は2018PCカンファレンス優秀論文賞を賜りありがとうございます。望外の喜びであり、誠に身に余る光栄です。 語学教育におけるe-Learning教材は、英語以外の言語では未だ限られており、その多くがインプットに比重が置かれているため、アウトプットである発音や発話は限られた授業時間の中での教員による指導に頼らざるを得ないのが現状です。なんとか発音や発話を独習できる環境を作れないかと模索してまいりました。 今回開発したソフトは、まだまだ稚拙な技術ながら、音声認識と音声合成APIを使って構想を形にしたものです。このような形で認めていただけたことを本当に心強く思っております。拙文のタイトル通り、今後は多言語対応に向けて努力を続けていく所存です。
この度は、2018PCカンファレンス学生論文賞にご選出いただき誠にありがとうございます。本論文が選出されるとは思いもよらず、大変驚き感激しております。本研究は、一斉授業のコミュニケーションを改善するために、教員の問いかけに対して学生が回答として挙げた色カードをWebカメラで捉えてパソコンでリアルタイム集計する簡便なシステムの機能に関するものです。本システムは当研究室で長年研究をしてきたものであり、今まで研究成果を積み重ねてくださった研究室の方々に心より感謝申し上げます。今回発表させていただいた研究は、これまでになかったグループごとの集計機能に関するものであり、さらに活用用途を拡大することを目的にしたものです。今回の受賞を励みとして、一斉授業を円滑に運営するための一助となるために、今後も本システムの研究にさらに取り組んで参ります。
受賞者の皆さん、改めておめでとうございました!!
PCカンファレンス論文賞の表彰は来年度も実施予定です。たくさんの分科会発表のお申込み、そして論文のご投稿をお待ちしております!!
Special第18回は、「2018年度学会表彰 ―受賞者喜びの声―」をお送りします。ぜひご覧ください。
https://www.ciec.or.jp/special/entry-1159.html
2018PCカンファレンス開催中の8月25日(土)、CIEC定例総会の会場において「2018年度 CIEC学会賞 論文賞」の表彰式が行われました。CIEC学会賞論文賞とは、CIEC表彰規定第1条(2)に定めるように「本会の会誌に論文を発表し、コンピュータ利用教育の発展に独創性および将来性をもって寄与したと認められる者」に授与されます。Special第18回では、表彰式にて賞状と副賞を授与された受賞者の皆さんの「喜びの声」をお伝えします。
安藤公彦・柴田千尋・稲葉竹俊
「深層学習技術を用いた自動コーディングによる協調学習のプロセスの分析」
(『コンピュータ&エデュケーション』Vol.43, p.79-p.84)
受賞理由
協調学習において生じるダイナミックなプロセスを捉えることにはこれまで一 定の限界があったものが、本研究で開発された深層学習技術を用いた手法によっ て、大規模な会話データを分析し、その特徴を自動的に抽出することが可能になります。アクティブ・ラーニングが推進される教育パラダイムの転換期にあって、複雑な学習のプロセスの「見える化」を可能にする技術開発は、新しい教育の展開に多大に貢献するものと考えます。
この度は名誉ある賞をいただき大変に嬉しく、光栄に思っております。本研究はコンピュータ上でのグループ学習において、チャット内容を深層学習により分析することで、従来捉えることが難しかったグループ内の議論の質を推測するものです。しかしながら、議論の内容や質を捉えることは非常に難しく、未だ発展段階にある研究です。現在も分析精度の向上を目指し、多くの学生とともに分析手法の開発や、実際のチャットや文章を読み解く作業を行っております。その成果はメジャーなLMS(学習管理システム)であるMoodleの協調学習プラグインとして実装していますので、皆様にもご利用可能な形で公開できるよう取り組んで行きたいと思います。最後に、選考していただいた先生方、研究プロジェクトに協力いただいた学生や教員の皆様に心より感謝申し上げます。
このたびは大変栄誉のある賞をいただきありがとうございます。本研究において、深層学習(AI)の部分を担当させていだきました。いまのところ、深層学習(AI)の技術を用いた協調学習時の対話の分析は、実際の評価との結びつきなどまだまだ研究・調査すべき点が多数残っていると思います。しかし、本研究の成果をより発展させ、将来的に、どのような形であれ、実際の教育の現場で使いやすい形で提供でき、教育学の発展と教育の質の向上にわずかながらでも貢献することができるよう、この受賞を励みに、引き続き頑張っていきたいと思います。
このたびはCIEC学会論文賞という大変光栄な賞をいただき、ありがとうございます。オンラインでの協調学習用のシステム構築やログデータの評価などをテーマにしてここ10年ほど研究をしてきました。その中でMoodle上にシステムをモジュールとして再構築し、学内の様々な講義から大規模な教育データを取得することができることが可能になったことで、深層学習による自動コーディングを着想したのが約4年前です。その後も様々な試行錯誤がありましたが、今回の受賞を励みに、分類の精度の改善や教員や学生への分析結果の可視化などのテーマに取り組み、教育現場でも有用な仕組みにしていく所存です。
受賞者の皆さん、おめでとうございました!!
CIEC学会賞論文賞は、学会誌『コンピュータ&エデュケーション』の掲載論文が対象となります。CIEC会誌編集委員会では常時、会員の皆様の論文をお待ちしております。
是非ふるってご投稿ください。