• 2015PCカンファレンス

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  • CIEC 第105回研究会

    開催趣旨 CIEC小中高部会は、今、ICTをどのように利用するかだけでなく、教室の「学び」そのものに焦点を当てようとしています。そこで、CIEC第105回研究会では、高大接...


  • CIEC 外国語教育研究部会第7回学習会

    開催趣旨 iBooks Author を前もってインストールしてあるMacintosh Laptop などを参加者に持参してもらい、基本的な手法を学んでもらう集中的な半日ワークショップを実...

  • CIEC 第104回研究会

    開催趣旨 これまで、教育機関は地域の様々な組織と連携し、それぞれの個性を大切にしながら、多様な学びを支援する取り組みを行ってきています。しかしながら、近年の情...


  • CIEC 第103回研究会

    開催趣旨 平成23年度から25年度にかけて新学習指導要領が順次、小学校、中学校、高等学校で施行されています。この改訂のポイントの1つとして、ICT活用の推進が挙げられ...

  • CIEC 第102回研究会

    開催趣旨 2014年3月、文部科学省から、「高校教育の質の確保・向上に向けて」という副題のもと初等中等教育分科会高等学校教育部会審議まとめ(案)と中央教育審議会高大...


  • CIEC 春季研究会2014

    開催趣旨 CIEC春季研究会は、学びとコンピュータやネットワークの利用に関する教育と研究の報告、討論を行うことで、より品質の高い成果へと結びつけるとともに、様々な...

  • CIEC 第101回研究会

    開催趣旨 学生のみならず教員や研究者も含め日本語と英語間の翻訳を中心として機械翻訳を利用することが増えていること、機械翻訳を利用しない場合でも様ざまなメディア...


  • CIEC 第100回研究会

    開催趣旨 e-Learningの重要な機能の一つが、学生の理解度を確認するためのオンラインテストである。ただし、従来のオンラインテストは正誤問題、多肢選択問題、穴埋め問...

  • 2014PCカンファレンス

    2014年度のPCカンファレンスは、2014年8月8日 (金) 〜 10日 (日) の日程で、札幌学院大学にて開催されます。 テーマは「『地方』教育の未来を創る」です。 詳しくは、20...


2018PCカンファレンス開催中の8月25日(土)、CIEC定例総会の会場において「2018年度 CIEC学会賞 論文賞」の表彰式が行われました。CIEC学会賞論文賞とは、CIEC表彰規定第1条(2)に定めるように「本会の会誌に論文を発表し、コンピュータ利用教育の発展に独創性および将来性をもって寄与したと認められる者」に授与されます。Special第18回では、表彰式にて賞状と副賞を授与された受賞者の皆さんの「喜びの声」をお伝えします。

2018年度 CIEC学会賞 論文賞

安藤公彦・柴田千尋・稲葉竹俊
「深層学習技術を用いた自動コーディングによる協調学習のプロセスの分析」
(『コンピュータ&エデュケーション』Vol.43, p.79-p.84)

受賞理由
協調学習において生じるダイナミックなプロセスを捉えることにはこれまで一 定の限界があったものが、本研究で開発された深層学習技術を用いた手法によっ て、大規模な会話データを分析し、その特徴を自動的に抽出することが可能になります。アクティブ・ラーニングが推進される教育パラダイムの転換期にあって、複雑な学習のプロセスの「見える化」を可能にする技術開発は、新しい教育の展開に多大に貢献するものと考えます。


写真左から、熊坂賢次CIEC会長理事、安藤氏、柴田氏、稲葉氏。


安藤公彦 (東京工科大学片柳研究所・専任講師)

この度は名誉ある賞をいただき大変に嬉しく、光栄に思っております。本研究はコンピュータ上でのグループ学習において、チャット内容を深層学習により分析することで、従来捉えることが難しかったグループ内の議論の質を推測するものです。しかしながら、議論の内容や質を捉えることは非常に難しく、未だ発展段階にある研究です。現在も分析精度の向上を目指し、多くの学生とともに分析手法の開発や、実際のチャットや文章を読み解く作業を行っております。その成果はメジャーなLMS(学習管理システム)であるMoodleの協調学習プラグインとして実装していますので、皆様にもご利用可能な形で公開できるよう取り組んで行きたいと思います。最後に、選考していただいた先生方、研究プロジェクトに協力いただいた学生や教員の皆様に心より感謝申し上げます。

柴田千尋 (東京工科大学コンピュータサイエンス学部・専任講師)

このたびは大変栄誉のある賞をいただきありがとうございます。本研究において、深層学習(AI)の部分を担当させていだきました。いまのところ、深層学習(AI)の技術を用いた協調学習時の対話の分析は、実際の評価との結びつきなどまだまだ研究・調査すべき点が多数残っていると思います。しかし、本研究の成果をより発展させ、将来的に、どのような形であれ、実際の教育の現場で使いやすい形で提供でき、教育学の発展と教育の質の向上にわずかながらでも貢献することができるよう、この受賞を励みに、引き続き頑張っていきたいと思います。

稲葉竹俊 (東京工科大学教養学環・教授)

このたびはCIEC学会論文賞という大変光栄な賞をいただき、ありがとうございます。オンラインでの協調学習用のシステム構築やログデータの評価などをテーマにしてここ10年ほど研究をしてきました。その中でMoodle上にシステムをモジュールとして再構築し、学内の様々な講義から大規模な教育データを取得することができることが可能になったことで、深層学習による自動コーディングを着想したのが約4年前です。その後も様々な試行錯誤がありましたが、今回の受賞を励みに、分類の精度の改善や教員や学生への分析結果の可視化などのテーマに取り組み、教育現場でも有用な仕組みにしていく所存です。

受賞者の皆さん、おめでとうございました!!
CIEC学会賞論文賞は、学会誌『コンピュータ&エデュケーション』の掲載論文が対象となります。CIEC会誌編集委員会では常時、会員の皆様の論文をお待ちしております。
是非ふるってご投稿ください。


2018PCカンファレンスの全体テーマ「ひらめき ときめき はばたき」は、「AI時代において人間とは何か、人の学びとは何か」を意識して名づけられました。PCカンファレンスが誇る伝統の一つ「イブニングセッション」は、まさに人間ならではの「交流」や「想像」の創発をねらった参加者自主企画です。Special第17回では、今回の全体テーマを象徴する「イブニングセッション」の報告を、順次公開していきます。ぜひご覧ください。


2018PCカンファレンスは、2018年8月24日(金)から26日(日)までの3日間、熊本大学黒髪キャンパスにて開催されました。今回の全体テーマは「ひらめき ときめき はばたき」でした。

テーマの背景にある問題意識は「AI時代において人間とは何か、人の学びとは何か」というものです。したがって本大会のテーマには、「様々な学び、また人との出会いや交流において「ひらめき」、そのひらめきを実現し社会が変わっていくことを想像して「ときめき」、そのときめきをモチベーションとして様々なことに挑戦して「はばたき」、社会にイノベーションを起こすことは、人にしか出来ない、人ならではのこと」という思いが込められています。

PCカンファレンスが誇る伝統の一つ「イブニングセッション」は、まさに人間ならではの「交流」や「想像」の創発をねらった参加者自主企画です。Special第17回では、2018PCカンファレンスの全体テーマを象徴する「イブニングセッション」の報告を、順次公開していきます。ぜひご覧ください。

Special第17回「2018PCCイブニングセッション報告」

交流型

自由にテーマを設定し、それについて関心のある参加者が集まり、情報共有、意見交換、交流をすすめるタイプのイブニングセッションです。

  1. 本当にあった怖いIT不活用ばなし〜大学働き方改革のために〜
  2. 大学生協PC講座のスタッフの成長と育成を考える
  3. VRコンテンツ制作環境を利用した新しい教育手法
  4. 大学生協の電子書籍ビューワを活用し新しい教育を創造するには
  5. 教師が作る「本当にインタラクティブなデジタル教科書」
  6. 一教具としてのタブレット導入を成功させるために必要なこと

ワークショップ型

ワークショップ形式で、口頭発表やポスターセッションでは伝わりにくい実践・研究上の成果や課題について体験やその共有、意見交換等を行うタイプのイブニングセッションです。

  1. iPadを使ったデジタル教科書の模擬授業体験会
  2. クリッカー触れて語って75分
  3. micro:bitではじめるマイコンプログラミング
  4. サイバー攻撃確認!インシデントレスポンス机上演習(TTX)体験

学会表彰PCカンファレンス優秀論文賞のページを更新しました。
受賞者のみなさん、おめでとうございます!!


2017年度 CIEC学会賞 論文賞

安藤 公彦(東京工科大学)・柴田 千尋(同)・稲葉 竹俊(同)
「深層学習技術を用いた自動コーディングによる協調学習のプロセスの分析」
(『コンピュータ&エデュケーション』Vol.43, p.79-p.84)

2018PCカンファレンス論文賞

最優秀論文賞

鈴木公貴・木村聖・高瀬治彦・北英彦・川中普晴(三重大学大学院工学研究科)
「解答の入力停滞からの学生の自信がない語の検出の試み―停滞の判定基準に関する検討―」

優秀論文賞

岡本真由子(愛知県立瀬戸窯業高等学校)
「多様な創発手法の体系化と実践事例の分析」

佐藤和彦(室蘭工業大学大学院)・Bishnu Prasad Gautam(稚内北星学園大学)​
「異国間児童の交流を支援するアプリケーション開発とネパールでの試用実験の報告」

渡邉ゆきこ(沖縄大学人文学部)・大前智美(大阪大学サイバーメディアセンター)
「発話を促す多言語教材の開発 ―外国語教育における音声認識・合成APIの可能性―」

学生論文賞

近藤崇祥・福澤力也・鎌田洋(金沢工業大学情報フロンティア学部)
「双方向授業システムのグループ集計機能」