開催趣旨

協働的な活動と高度な知識活用がますます必要になってきているなかで、学校教育の見直し・再編が論議されています。 確かに、学校は、社会変化に対応すべく徐々に変わりつつあります。 将来、人々は、家庭・地域・職場において、協働的なバランスのよい活動をし、取り巻く環境を変化させ、生きる意味を創造し、地域に新しい文化を創造していくことを求められるでしょう。

学校教育における「学び」は、21世紀の社会からのこのような要請に応えることができるのでしょうか? 「学び」の多様な側面を検討するため、学校教育の境界を越えた「学び」の場を地域再生と結びつけた実践的な活動 (チルドレンミュージアムなど) に関する講演を聴き、「学び」の未来、「学び」のネットワーク形成について、そのなかでICT機器が道具として果たす役割について、討議することを目指しています。

内容

10:00 - 10:30

チルドレンミュージアムと九州大学 USI 子どもプロジェクトについて

10:30 - 11:30 ワークショップとトークセッション

地域社会における「学び」 -過去と現在-

ワークショップをとおして参加者と意見を共有した後、目黒先生とのトークセッション形式で実施

11:30 - 11:50 休憩
11:50 - 13:00 トークセッションと意見交換 (軽食を取りながら)

「学び」の未来 -子どもや若者参加型の実践活動について-

目黒先生の「チルドレンズインダストリーの創出」を一例としながら、子どもや若者の社会参加について参加者とともに考える機会をもつ

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。

* トークセッションと意見交換参加の場合は別途食事代として1,000円いただきます。


2005年度のプロジェクト事業には以下の4件が選ばれました。

対面式多人数授業の IT 化と双方向性の向上

代表者:板倉 隆夫 (鹿児島大学)
支給額:50万円

北海道における情報教育の共通基盤形成に向けた研究プロジェクト

代表者:森 夏節 (酪農学園大学)
支給額:40万円

インターネットの検索能力の差異に及ぼす要因に関する研究

代表者:福島 健介 (八王子市立七国小学校, 東京都立大学大学院工学研究科)
支給額:30万円

CD-ROM ブータブルなサーバーを用いた授業支援に関する実証研究

代表者:曽我 聰起 (北海道文教大学)
支給額:30万円


開催趣旨

学びの IT インフラとして定着した感のある e-Learning は、今新たな転換期にさしかかっています。 とりわけ、外国語教育においては、商用の WBT に加えて、オープンソースによる学習履歴管理、教材作成、双方向通信の取り組みがにわかに活気づいてきました。 今回の研究会では、まず、ブログとコンテンツ自動更新サービスの組み合わせ、オンライン学習ポータルサイトとストリーミングサービスの組み合わせなど、各方面で行われている新たな試みについて概観し、その後、大学における外国語教育の現場で実際に活用されている先生方の具体的な事例報告をいただく予定です。

内容

  • オープンソースを活用した e-Learning 環境構築の動向概観

    上村 隆一 (北九州市立大学国際環境工学部)

  • 外国語教育における Podcast の利用

    西嶋 愉一 (金沢大学外国語教育研究センター)

  • Moodle を利用したコンテンツ・ベースの授業実践と情報コミュニケーション共有のあり方

    野澤 和典 (立命館大学情報理工学部)

  • 質疑応答

(敬称略)

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

まもなく2006年を迎えようとしていますが、教科「情報」を学習した新入生が大学へ入学してくる2006年、大学全入時代を迎えると言われている2007年、国立大学の法人化、取り組みが拡がりつつあるパソコンの必携化など、大学でのコンピュータ利用環境に影響をおよぼす大きな変化が、この数年間で起こりつつあります。 これらの変化によって、私たち大学生協の教材・学習用パソコンの販売・サポートはもとより、大学における情報リテラシー教育も大きな転換期を迎えていると言えます。

これまで CIEC 生協職員部会が企画したPC必携化についての研究会では、大学と生協のパートナーシップ構築において、「大学の教育・研究内容に根ざしたサポートや学習機会の提供」が一番重要なポイントとなることが議論されてきました。 こうした流れの中、CIEC 生協職員部会では、これまでのアフターケア型や教育型の学習機会だけでなく、『学生どうしの学び合い』による学習機会にこそ、今後の大学キャンパスにおけるコンピュータ利用学習のあり方についてのヒントがあり、「学び合いの場」の提供が私たち大学生協の責務になっていくのではないかと考えています。

今研究会ではその裏づけとして、近年各地の大学生協で行なわれつつある、学生のキャリア形成も視野に入れた『学生どうしの学び合い』を基軸にした取り組みについてご報告いただき、今後の展開や展望について議論できればと考えています。

今研究会のテーマは、実際にパソコンの提案活動に関わっている生協職員・学生のみなさんのほか、『学びと成長』の取り組みに興味をお持ちの、総会代議員・オブザーバーのみなさんにも興味を持っていただけるものと考えています。積極的なご参加をお待ちしています。

プログラム

  • 18:30 全体司会 CIEC 生協職員部会 石原 裕(埼玉大学生協)
  •          開会挨拶 CIEC 生協職員部会 内赤 尊記(千葉大学生協)
  • 18:35 北海道大学生協の PC Masters の取り組みについて
  • 18:50 京都大学生協の新学期の取り組みについて
  • 19:05 麻布大学生協の新学期の取り組みについて
  • 19:20 休憩
  • 19:30 パネルディスカッション (報告者3名+新潟大学教授 小林昭三)
  • 20:30 終了

参加費

CIEC 会員および大学生協組合員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。