開催趣旨

CIEC第66回研究会において、実践研究における定量的評価の手法に関するワークショップを開催しました。

先回に引き続き、教育現場における学校評価や授業評価などに対応するため、実践における多様かつ複雑なデータを定量的および定性的に評価する手法について、報告と意見交換を実施します。特に、意識調査に関する報告については、全国の大学1年生・教員を対象にした意識調査のデータを使用し、小中高部会が、今後、実施するアンケート分析や学習会等の活動と関連させた内容とします。

プログラム

13:00 - 15:00
大学意識調査データを用いた大学評価・講義評価の分析 -カテゴリカルデータおよび自由記述データの分析-
宿久 洋 氏 (同志社大学文化情報学部)
15:00 - 15:20
休憩
15:20 - 16:20
授業実践に関する定量的評価の手法について
16:30 -
定量的評価手法全般に関する質疑応答
17:00
終了

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

今回の研究会は、午前と午後の二部形式で行います。

まず、午前のセッションでは、メーカーの協力により、最新ソフトウエア (Adobe Acrobat 8)の教育利用に関する講習会を実施し、参加者のスキルアップを試みます。

次に、午後のセッションでは、会員各自が開発し、言語・文化教育・学習のための e-learning コンテンツの最新情報を提供する交流会をポスター発表のスタイルで開催します。

このセッションでは、各ブースを自由に訪れる参加者に発表者がデモンストレーションを行い、コンテンツやシステムそのものの紹介、今後の改善策の提案と検討などを同時に行います。

前日に開催されるCIEC10周年記念シンポジウムに引き続き、多数の皆様のご参加をお待ちしております。

内容

10:00 -
司会者挨拶
10:05 - 11:00

[ ワークショップ ]
Adobe Acrobat 8 Professionalの教育利用 【パート1】チュートリアル
・Acrobatとは何か
・Acrobat 7.x と8.xの差異
・学校教育現場におけるAcrobatの導入 »事例掲載ページ

11:00 - 11:10
小休憩・インストール作業
11:10 - 13:00

[ ワークショップ ]
Adobe Acrobat 8 Professionalの教育利用 【パート2】体験学習
・PDF形式のレポート、論文添削機能の利用
・教材作成フォーム(テスト問題など)の活用
・PDF文書への動画埋め込みによる教材化
・その他

13:00 - 14:00
休憩・昼食
14:00 - 15:00
ポスターセッション1 (3件)

[ 研究発表1 ]
学校教育におけるWebページの蓄積、オンデマンド利用に関する著作権情報 を管理するシステム
藤澤大 (朝日大学大学院生)

[ 研究発表2 ]
キー操作可視化システム
森田直樹 (愛媛女子短期大学)

[ 研究発表3 ]
大学英語学習者のプロファイルと発話データの収集
原田康也 (早稲田大学)

15:00 - 15:15
小休憩
15:15 - 16:15
ポスターセッション2 (3件)

[ 研究発表4 ]
環境英語を学ぶeラーニング教材「elan-e」
吉田国子 (武蔵工業大学)

[ 研究発表5 ]
コンピュータ教材「CET (Cyber English Teacher)」とのティーム・ティーチング形式による小学校英語活動に関する実証研究
鍛治大佑 (大阪教育大学大学院生)・吉田晴世 (大阪教育大学)

[ 研究発表6 ]
英語自主学習のための中学生向けマルチメデイア教材 (Virtual Homestay Program) の開発
小川恵子 (立命館大学大学院生)・野澤和典 (立命館大学)

16:30
終了

* ポスターセッションでは、各セッションごとに上記3件を同時に並行して発表していただき、参加者が自由に発表会場内を移動できる形式を取ります。

ワークショップに参加される方へ

ワークショップ参加者は、無線 LAN 接続用のネットワークカード内蔵 PC (Windows PC) をご持参ください。

動作条件

Windows
CPUPentium III 以上
OSWindows 2000 日本語版 (SP4)、Windows XP (SP2) 以降
ブラウザMicrosoft Internet Explorer 6.0 以降
メインメモリ512MB 以上 (推奨)
ハードディスクインストールバックアップを含めて 2GB 以上の空き容量が必要
ディスプレイ1,024x768 ピクセル以上の画面解像度が必要
内蔵ドライブDVD/CD-ROM ドライブ

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


概要

タイトル 教育とコンピュータの次の関係を探索する
日時 2007年3月30日(金) 13:00 -
会場 秋葉原クロスフィールド ダイビル2Fコンベンションホール
主催 CIEC (コンピュータ利用教育協議会)
後援 文部科学省、日本教育新聞社
参加費 無料 (記念行事と懇親会に参加される方は2,000円)

呼びかけ

CIECは1996年に誕生し、コンピュータ、ネットワークの進化をいかに教育=学習の革新につなげるか、活動をすすめてきました。 本シンポジウムでは、CIECのこれまでの10年の歩みを総括し、その学会・教育界に果たした貢献を整理すると共に、次の10年への方向性を検討し、問題提起と課題設定を行うことを目的に開催します。

CIEC会員のみなさまと一緒に10周年をお祝いしたいと思いますのでぜひご参加下さい。また、非会員の方々もともに、これからのコンピュータを活用した新しい教育イノベーションについて考えたいと思いますのでお気軽にご参加くださるようお願い申し上げます。

内容

【総合司会】 矢部 正之 CIEC副会長

13:00 - 13:10
【挨拶】 佐伯 胖 CIEC会長 (青山学院大学教授)
13:10 - 13:30
【祝辞】
原山 優子 様 (総合科学技術会議 東北大学大学院工学研究科教授)
文部科学省 様
赤堀 侃司 様 (日本教育工学会 東京工業大学教授)
アップルコンピュータ株式会社 様
和田 寿昭 様 (全国大学生活協同組合連合会 専務理事)

プログラム (敬称略)

13:30 - 14:00
【基調講演】 「コンピュータと教育を再考する」
佐伯 胖 (CIEC会長:青山学院大学文学部教授)
14:00 - 14:30
【特別講演】 「簡易アニメ制作による創造性教育」
安田 浩 (東京大学国際・産学共同研究センター教授)
14:30 - 14:45
* コメント:佐伯 胖、妹尾 堅一郎
14:45 - 15:00
コーヒーブレイク
15:00 - 17:00
【パネルディスカッション】 「次世代教育イノベーション:おもしろ学びの次の姿を思い描く」
美馬 のゆり (はこだて未来大学教授)
苅宿 俊文 (大東文化大学助教授)
妹尾 堅一郎 (CIEC副会長:東京大学先端科学技術研究センター教授)
(モデレータ) 若林 靖永 (CIEC副会長:京都大学経営管理大学院教授)
【展示@ホワイエ】CIEC10年の歩み(パネル)
コンピュータ利用教育の進展に果たしたCIECの貢献
17:30 - 19:30
【記念行事】(会費2,000円)
「CIEC 10年の歩み」矢部 正之 CIEC副会長
「CIEC 10年功労賞」授与式
会場で引き続き立食パーティ

開催趣旨

近年、教育現場では学校評価や授業評価など、各種の場面で評価の必要性が強調されています。しかし計画的な実験や調査とは異なり、学校の実践やその成果物は必ずしも明確な目的・計画のもとに実施されているとは限りません。

このような必ずしも計画的に設計されていない事象の評価を行うために、多様でかつ複雑なデータからどのような知見を得るかというマイニングの技術や定量的な評価の手法が、教育現場でも必要となってきていると考えています。

本研究会では、実践研究における定量的な評価の方策について、事例報告・意見交換を行い、併せてJMPという統計分析ソフトウェアによるワークショップを通して、マイニング、定量的評価の手法を学習します。

内容

 9:30 -
受付開始・ソフトウェアのインストール
10:00 - 10:50

[ 報告1 ]
児童・生徒の心の発達とメディア環境等との関連に関する研究
東京都教職員研修センター共同研究
松波 紀幸 氏 (八王子市立清水小学校 教諭)

11:00 - 11:50

[ 報告2 ]
必ずしも明確な目的・計画の下に取られていない(大量・複雑な)調査データからの知識発見 -CIEC情報アンケートを元に-」(仮題)
宿久 洋 氏 (同志社大学文化情報学部 助教授)

12:00 - 13:00
昼食・休憩
13:00 - 16:00

[ ワークショップ ]
統計解析ソフトJMPを用いたデータ分析の基礎
竹中 京子 氏 (SAS Institute Japan株式会社 JMPジャパン事業部)

16:00 - 16:50
討論・質疑

統計分析等に関心のある方でしたらどなたでもご参加いただけます。 午後は実際に JMP の試用版をインストールして実習を行います。ご自分の PC を持参してください。(要CD-ROMドライブ)

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。