プログラム

13:30 - 14:30 (10分ほどの質疑応答を含む)

最新の MacOSX Tiger および iPod/iTunes の教育導入事例

平野 鉄之祐 (アップルコンピュータ株式会社 インダストリーセールス本部 Higher Education 営業部 アカウントマネージャー)

14:40 - 15:40 (10分ほどの質疑応答を含む)

英語教育への iPod の活用とその実践

加藤 映子 (大阪女学院大学 国際・英語学部 教授)

15:50 - 16:50 (10分ほどの質疑応答を含む)

iTunes/iPod は e-learning 時代の学習ツールとなりうるか

尾関 修治 (中部大学 国際関係学部 教授)

16:50 - 17:00

質疑応答

(敬称略)

開催趣旨

iPod などの携帯用音楽プレーヤーは、パソコンとの連携の手軽さ、容量の大きなハードディスクやメモリ、持ち歩くには最適の重量と連続使用時間、購入しやすい価格などから、ただ単に音楽を再生する機器ではなく、学習用機器としても注目を集め、いつでもどこでもリスニング教材を聴ける英語教育などへと利用が広がっています。また、東京リーガルマインドでは、iPod の圧倒的な記憶容量を利用して膨大な講義を収録し、iPod クラスが開講されています。美術館では、展示作品ナビゲーションツールとして、各作品に関する作品説明や制作意図を企画者や制作者自らが手軽に編集し、その音声コンテンツの再生に利用されています。さらにネット上の音声コンテンツを自動で取得するための「ポッドキャスティング」技術による「デジオ」など。

iPod は、ウォークマン以上の文化的な影響力を持っているかもしれません。そして、アップルコンピュータ株式会社は、「iPod」ファミリーの成功によって「iPod」はアップルのブランドとなり、ユーザ層を拡大し、次々と進化を遂げています。

この研究会では、アップルコンピュータ株式会社の方をお招きし、最新の MacOSX Tiger および iPod/iTunes を中心とした教育事例や今後の展開などについてお話していだだき、大阪女学院大学 国際・英語学部 加藤映子先生より、英語のリスニング教材、BBC ニュース、文法教材、音声学教材などについて iPod を活用しての実践例を、さらに中部大学 国際関係学部尾関先生からは、iTunes/iPod の教育利用を含めて、広い範囲での e-learning 環境の中での iTunes/iPod の位置づけと可能性との観点で、最新の話題をわかりやすくお話いただく予定です。

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

協働的な活動と高度な知識活用がますます必要になってきているなかで、学校教育の見直し・再編が論議されています。 確かに、学校は、社会変化に対応すべく徐々に変わりつつあります。 将来、人々は、家庭・地域・職場において、協働的なバランスのよい活動をし、取り巻く環境を変化させ、生きる意味を創造し、地域に新しい文化を創造していくことを求められるでしょう。

学校教育における「学び」は、21世紀の社会からのこのような要請に応えることができるのでしょうか? 「学び」の多様な側面を検討するため、学校教育の境界を越えた「学び」の場を地域再生と結びつけた実践的な活動 (チルドレンミュージアムなど) に関する講演を聴き、「学び」の未来、「学び」のネットワーク形成について、そのなかでICT機器が道具として果たす役割について、討議することを目指しています。

内容

10:00 - 10:30

チルドレンミュージアムと九州大学 USI 子どもプロジェクトについて

10:30 - 11:30 ワークショップとトークセッション

地域社会における「学び」 -過去と現在-

ワークショップをとおして参加者と意見を共有した後、目黒先生とのトークセッション形式で実施

11:30 - 11:50 休憩
11:50 - 13:00 トークセッションと意見交換 (軽食を取りながら)

「学び」の未来 -子どもや若者参加型の実践活動について-

目黒先生の「チルドレンズインダストリーの創出」を一例としながら、子どもや若者の社会参加について参加者とともに考える機会をもつ

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。

* トークセッションと意見交換参加の場合は別途食事代として1,000円いただきます。


2005年度のプロジェクト事業には以下の4件が選ばれました。

対面式多人数授業の IT 化と双方向性の向上

代表者:板倉 隆夫 (鹿児島大学)
支給額:50万円

北海道における情報教育の共通基盤形成に向けた研究プロジェクト

代表者:森 夏節 (酪農学園大学)
支給額:40万円

インターネットの検索能力の差異に及ぼす要因に関する研究

代表者:福島 健介 (八王子市立七国小学校, 東京都立大学大学院工学研究科)
支給額:30万円

CD-ROM ブータブルなサーバーを用いた授業支援に関する実証研究

代表者:曽我 聰起 (北海道文教大学)
支給額:30万円


開催趣旨

学びの IT インフラとして定着した感のある e-Learning は、今新たな転換期にさしかかっています。 とりわけ、外国語教育においては、商用の WBT に加えて、オープンソースによる学習履歴管理、教材作成、双方向通信の取り組みがにわかに活気づいてきました。 今回の研究会では、まず、ブログとコンテンツ自動更新サービスの組み合わせ、オンライン学習ポータルサイトとストリーミングサービスの組み合わせなど、各方面で行われている新たな試みについて概観し、その後、大学における外国語教育の現場で実際に活用されている先生方の具体的な事例報告をいただく予定です。

内容

  • オープンソースを活用した e-Learning 環境構築の動向概観

    上村 隆一 (北九州市立大学国際環境工学部)

  • 外国語教育における Podcast の利用

    西嶋 愉一 (金沢大学外国語教育研究センター)

  • Moodle を利用したコンテンツ・ベースの授業実践と情報コミュニケーション共有のあり方

    野澤 和典 (立命館大学情報理工学部)

  • 質疑応答

(敬称略)

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。