開催趣旨

近年、教育現場では学校評価や授業評価など、各種の場面で評価の必要性が強調されています。しかし計画的な実験や調査とは異なり、学校の実践やその成果物は必ずしも明確な目的・計画のもとに実施されているとは限りません。

このような必ずしも計画的に設計されていない事象の評価を行うために、多様でかつ複雑なデータからどのような知見を得るかというマイニングの技術や定量的な評価の手法が、教育現場でも必要となってきていると考えています。

本研究会では、実践研究における定量的な評価の方策について、事例報告・意見交換を行い、併せてJMPという統計分析ソフトウェアによるワークショップを通して、マイニング、定量的評価の手法を学習します。

内容

 9:30 -
受付開始・ソフトウェアのインストール
10:00 - 10:50

[ 報告1 ]
児童・生徒の心の発達とメディア環境等との関連に関する研究
東京都教職員研修センター共同研究
松波 紀幸 氏 (八王子市立清水小学校 教諭)

11:00 - 11:50

[ 報告2 ]
必ずしも明確な目的・計画の下に取られていない(大量・複雑な)調査データからの知識発見 -CIEC情報アンケートを元に-」(仮題)
宿久 洋 氏 (同志社大学文化情報学部 助教授)

12:00 - 13:00
昼食・休憩
13:00 - 16:00

[ ワークショップ ]
統計解析ソフトJMPを用いたデータ分析の基礎
竹中 京子 氏 (SAS Institute Japan株式会社 JMPジャパン事業部)

16:00 - 16:50
討論・質疑

統計分析等に関心のある方でしたらどなたでもご参加いただけます。 午後は実際に JMP の試用版をインストールして実習を行います。ご自分の PC を持参してください。(要CD-ROMドライブ)

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

CIEC カンファレンス委員会では、今まで本学会の主テーマ「教育・研究へのコンピュータ利用の在り方と可能性を考える」を中心軸として研究会を開催して参りました。

その意味でも、今回はそのような教育・研究を推進していくためにも考えなければならない、いわゆる高度情報化社会・ユビキタス社会における「情報倫理」について、どのような教育実践を行うか、あるいはネットワーク社会ではどのような「情報倫理」が求められるのか、新たな視点を求めて、皆さんとご一緒に議論し考えたいと存じます。

ご興味のある方のご参加を、お待ちしております。

内容

13:30 - 14:30
[ 講演 ] 大学での情報教育と情報倫理教育
岡部成玄 氏 (北海道大学)
14:30 - 14:40
休憩
14:40 - 15:40
[ 講演 ] ネット社会の市民として求められる情報倫理
夏井高人 氏 (明治大学法学部教授・弁護士)
15:40 - 16:00
休憩
16:00 - 17:00
全体での質疑応答を含む意見交換

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

学習者がいつでもどこでも音声教材をダウンロードし、パソコンはもちろん、携帯端末上でも閲覧できる Podcast サービスが急速に普及しつつあります。音声を作成・編集するためのツールやブログサーバに Podcast (音声添付・配信) 機能を付加するためのプラグインも徐々にインターネット上で無料公開され、教材開発に必要な環境が整ってきました。

今回の研究会では、まず、Podcast の仕組みとサイト立ち上げの手続きを基礎から学習し、従来のオンデマンド型教材配信との違いを理解していただきます。その後、参加者各自で実際に音声録音・編集を行ったり、ブログサイトへの登録を試みていただくことにより、この新しい教育メディアの可能性について考えるきっかけを提供します。

内容

10:00 - 11:00
[ 講演および実演 ] Podcast サイトを立ち上げる - 基礎と応用
11:00 - 12:30
[ 体験学習 ] Podcast の教育利用について
12:30 - 13:00
質疑応答

司会:外国語教育研究部会世話人 吉田晴世 (大阪教育大学)

備考

今回の研究会は、2006九州PC カンファレンス (於:熊本大学) との同時開催となるため、同プログラム1日目午後の全体会と重ならないよう、午前中に実施します。参加される方は、無線 LAN 対応のノート PC をご持参ください。また、iPod をすでにお持ちの方は、合わせてご持参ください。

参加費

無料 (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

CIEC 小中高部会では、いままで新しい情報機器を活用した教育のあり方を研究会などをとおして議論してきました。 現在では、パーソナルコンピュータだけでなく携帯電話や電子黒板などの普及は教育の質を変革する可能性を十分に秘めています。 さらに最近では携帯音楽プレーヤーとして開発された iPod が語学教育を中心に教育機器としても注目を浴びています。 この iPod のような機器の魅力はモバイル端末として「時と場所」にこだわらずに「手軽」に学習活動を支援できるところにあります。

そこで今回の研究会では、モバイル端末を「語学教育だけでなく別の場面においても有効に活用できないものか」をテーマに研究会を実施いたします。

そして、このような教育機器を活用した教育が、今後どのように学校教育を変化させていくかをみなさんで議論したいと考えています。ご興味のある方の参加をお待ちしています。

内容

13:30 - 14:40
[ ワークショップ ] iPod での教育コンテンツづくりのノウハウ (アップルコンピュータ)
15:00 - 16:00
教育への活用事例報告
16:15 - 17:00
意見交換 (iPod の可能性について)

司会:CIEC 小中高部会

参加費

CIEC 会員は無料、その他の方は500円となっています (どなたでもご参加いただけます)。


開催趣旨

特定のツールを用いて教材開発を行う場合、数時間程度のワークショップでは、初歩的な操作を修得するにとどまり、改めてより実用的な内容の研修が必要となってしまいます。

今回初めて実施する合宿研修では、1日目に参加者全員対象に Flash に関連した基礎部分の集中研修を実施し、同時に、メーカーと参加者および参加者相互の意見交換を兼ねた懇親会を実施します。 2日目は参加者のニーズに合わせて、Flash のより実践的レベルの研修と、その後の参加者の完成作品についての討議を通じて、教材開発に向けてのアイデアが共有できるよう、密度の濃い内容を計画しています。

なお、2日間全日程の参加スタイルに加え、1日目または2日目のみの参加も可能です。

講師

アドビシステムズ社認定インストラクター 大重美幸氏 他1名

大重 美幸 (おおしげ よしゆき) 氏

テクニカルライター、フリープログラマー、商品プランナー

NBC(現、日立情報システムズ)、コミュニケーションシステム研究所を経て独立。 現在はフリーでテクニカルライティング、ソフトウエア開発、セミナー講師、商品プランニングなどを行う。

Macromedia Director の第一人者であり、Web や CD-ROM のリッチメディアコンテンツのオーサリングを数多く手がける。 日本 IBM「Smile Project」の制作で ID Magazine I.D.Iteractive Media Desigin Review 2000 銅賞を受賞。 「マネースマートtype R」でデジタルコンテンツグランプリ 2002 カルチャー部門賞を受賞。 2004年は DHL 社のプレゼンテーションキット、Web 広告バナー規格合否解析ソフト、医学書向け症例演習DBSソフト等の制作を行う。

著書多数 (40数冊)。 読者を中心としたデジタルコンテンツ制作者コミュニティを主宰。

大重氏のブログサイトから転載させていただきました。

内容

1日目 (10/21)

 9:30 -
参加者集合、インストール作業および動作確認 (202-203会議室にて実施)
10:00 - 12:00
基礎研修パート1 (担当アドビシステムズ社認定インストラクター)
12:00 - 13:00
昼食
13:00 - 17:00
基礎研修パート2 (担当同上、途中休憩時間あり)
17:00 - 20:00
講師を囲んでの懇親会 (同会館5階ダイニング、時間延長の場合もあり)

2日目 (10/22)

10:00 - 12:00
応用研修パート1 (担当同上、2クラス分割実施の場合もあり)
12:00 - 13:00
昼食
13:00 - 15:00
応用研修パート2、作品発表と意見交換

備考

今回の研修に参加される方は、以下の条件に適合したノートPCをご持参ください。

OSWindows XP SP2 (今回使用予定の Captivate 2.0 が Mac OS X 未対応のため)
CPUIntel Pentium III 800MHz 以上
RAM256MB 以上
HDD1.8GB以上の空き容量が必要
CD/DVD12倍速以上のCD-ROMまたはDVD-Rドライブが必要

以上の他、LAN 接続のため、Ethernet ポート内蔵または無線 LAN カードを必要とします。

募集定員

30名 (先着順に受け付け、定員に達した時点で締め切らせていただきます)。

参加費

3,000円 (1日目または2日目のみ参加の場合も同額。当日会場受付にてお支払いください。)

※懇親会に参加される場合、会費として別途 1,000円いただきます。

※1日目および2日目の昼食については、会場付近に飲食店が少ないため、事務局で各日仕出し弁当の注文を承ります(代金は自己負担)。希望される方は、参加票の該当箇所にその旨明記してください。