CIEC 第89回研究会
開催趣旨
「デジタル教科書」がいくつかの学校で活用され始めています。今年8月に文部科学省より発表された「教育の情報化ビジョン(骨子)」では、デジタル教科書・教材として「指導者用デジタル教科書」と「学習者用デジタル教科書」が分類され、「学習者用デジタル教科書」については、協働的な学びを創造していくために、教員と子どもたち又は子どもたち同士の双方向性を確保し、ネットワークを介した書き込みの共有、学習履歴の把握、理解度に応じた演習や家庭・地域における自学自習等に役立てるなどと記述されています。
総務省の実証研究である「フューチャースクール推進事業」においても、全ての児童・生徒にタブレット型PCを配布し、通常の教室すべてに電子黒板を設置するとともに「協働教育プラットフォーム(教育クラウド)」の環境を各実証校に構築するとのことです。
次の世代の担い手であるすべての子どもたちが、デジタル教科書や電子教材を日常の情報環境で使いこなすことは、書籍の電子化やその流通、著作権までを含んだ変化をもたらし、社会への影響も非常に大きなものになると考えられます。
この研究会では、小学校から大学・大学院の専門教育の領域まで、デジタル教科書・電子教材のあり方とそれらの有効な活用方法について4つの講演を開催します。
プログラム
* 研究会終了後、有志による懇親会も計画します。
参加費
CIEC 会員は無料、その他の方は500円 となっています (どなたでもご参加いただけます)。